猛暑日が続き、好条件の風が吹いていても海岸スロープに出ることができない日が続きました。
今日は、北海道付近の日本海/太平洋側に停滞する2つの低気圧(台風崩れ)のおかげで、吹き込む西風は朝から5m/s。
8時過ぎに素浜飛行場に向い、佐藤さんと合流。さっそくGull Slowperの高度維持テスト飛行をはじめました。
一般的なグライダーであれば、風の強さに合わせてウエイトを追加。前に出ることができるように調整するのですが、カモメガル翼機は違います。調整は微風のときのまま、トータル17gのウエイトで前縁から18mmのところにCGがあります。
発航には多少気を使いますが、あらためてカモメガル翼の「風見効果」の奥深さを感じます。重さ90gの軽い機体が向かい風に出て行くのですから。
エルロン/エレベータの舵角を50%減にし、ディファレンシャルやドラッグラダーの設定もなく、ノーマルのエレボンというのが驚きです。
エキスポは90%前後まで設定してあるそうです。
最初のムービーは佐藤さん操縦、次が栗田の操縦です。
高度を上げていく操縦テクニックが得意な佐藤さんを上回る滑空飛行をしてしまったため、製作者である佐藤さんの嫉妬心に火がつきました。製作者が異なる各カモメ機の個体差やパイロットとの相性もあるのでしょう。梶山機を佐藤さんがとてもうまく操縦でき、佐藤機は栗田がといった具合で、面白いものだと二人で大笑!!
次の新たなスペックを盛り込んだカモメ翼の製作に思いを馳せる佐藤さんでした。秋が近いぞ。