容量と重さと信頼度で選ぶと、エネループ 単4 750mAhを 4Sで組んで5.3V 。
単3サイズは2メートル機に使ってきたが、単4サイズは初めてだ。
グライダー用バッテリーは、種類、サイズ、重さ、充電方法で使い分けが必要になる。
ウエイトを機首に追加して重心を合わせるくらいであれば、胴体のバッテリースペースに合った最大サイズのバッテリーを選ぶ。
小型グライダー用にWeaselやAlula、MONARCHにピッタリのeneloop 単4 4S。1本13gなので4本で52g。
50gを超える重さで、サイズ20×20×50mm前後のニーズにはベストマッチする。
リポバッテリーの場合、幅や高さが20mm以下になると、2セルで容量300mAh前後だが、重さは20gを下回ってしまう。仮にこのバッテリーを2本搭載して交互に使ってもいいのだが、それでも重さが40gに届かない。
Turnigy nano-tech 300mah 2S
Capacity: 300mAh
Voltage: 2S1P / 2 Cell / 7.4V
Weight: 19g (including wire, plug & case)
Dimensions: 45x17x12mm
エネループ 単4でもproやliteの種類を替えれば、充電回数や重さなど、さらに選択することが可能だ。
「自前でセル組するのがうまくいかない」とか「難しい!!」と言うが、手順を決めてやっていくと意外と簡単。
今回は手順の写真を撮らなかったので、テキストだけで説明すると、
1. 2本のエネループ 単4を、プラス/マイナスが交互になるよう揃え、養生テープなどで2セット固定する
2. 2本1組になったバッテリーを2組(4本分)揃えて、さらに養生テープで固定する
3. バッテリーのプラス/マイナス端子をサンドペーパーでサンディングしておく(ハンダの食いつきをよくする)
4. なるべく薄い金属板(コネクタ端子など)を4×12mmほどにカットし、3枚準備
5. 金属板片面両端に予備ハンダ、バッテリーのプラス/マイナス端子にも予備ハンダしておく
6. プラス/マイナス端子に渡すように予備ハンダした金属板をハンダ付けする
7. 金属板を3枚ハンダ付けしたら、残ったプラス/マイナス端子にコネクタケーブルをハンダ付け
8. 各エネループの隙間や中心にホットグルーを充填
9. 熱収縮チューブを被せてヒートガンで収縮、完成
余談だが、パナソニックは国内販売用のエネループだけ、バッテリーカバーのデザインを変えた。
ヨーロッパでは三洋時代と変わらないパッケージデザインを継承し、バッテリーカバーのデザインも同じままだ。