なんとかソアリングツアーまでに間にあって完成した2機のカモメソアラーを海岸に連れだした。
今回の2機のカモメには、それぞれの大きさに合わせて次の名前をつけた。
どちらも成鳥は白いカモメで、カラーリングする必要がない。左がABS胴の3号機、右がEPP胴の4号機。
3号機:ゾウゲカモメ(Ivory Gull)
スパン:990mm
翼 弦:170mm
翼面積:17.6dm2
翼面荷重:5.6g/dm2
完成重量:98g
カモメのスケールサイズ:1040~1180mm
4号機:シロカモメ(Glaucous Gull )
スパン:1315mm
翼 弦:218mm
翼面積:25.3dm2
翼面荷重:6.9g/dm2
カモメのスケールサイズ:1320~1620mm
風は西1m/sと弱く、CG調整の滑空テストにはもってこいだ。
梶山さんとの約束で、大きな1.3メートルのシロカモメは、彼と一緒にテストしていくことで・・・・今日は見学。
同じ仕様でスケールの小さなゾウゲカモメの滑空テストを佐藤さんと行う。
数回投げ、前が少し重いようで機首が下がり気味だ。
機体回収役をしてくれた佐藤さんが「クチバシが折れたよ」と戻ってきた。
案の定、今回の薄いABSの胴体は脆い。
佐藤さんのカモメは折れずに飛び続けているが、どのように加工しているのか気になり、拝見すると・・・・
クチバシと同じ形の鉛を10gで成形し、胴体側に5mmほど出るようにして接着剤を充填した塊にしてある。バルクヘッドのデプロンをクチバシにはまったく入れていないのだ、なるほど。
この日の夜、梶山さんからも製作中の胴体の写真が送られてきた。
佐藤さんは外側に、梶山さんは内側に水性塗料の白を塗ってある。薄いABSは有機溶剤のラッカーなどでは溶けてしまうからだ。
私は手持ちのPP用プライマーを下塗りしてからラッカー塗装してみるつもり。