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Channel: Sado Slow Flyer Club
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Gull Slowper H wing

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IMG_3837

梶山さん8機目のカモメソアラーは、翼端を捻る1mのトーションウイング(Torsion wing)。初めて製作する捻じり翼に試行錯誤を繰り返し、完成したときには「2度と作りたくない構造」と語っていたのですが・・・・



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袋構造やデプロン翼とは異なり、スパン方向や捻り剛性確保のためにスパー剛性やカンザシ強度を上げる必要があり、その分重くなってしまたそうです。でも、完成飛行重量は90gとさすが軽量。
当初の設計とは異なり、内翼の曲率がかなり小さくなり、外翼は何故か幸いにも捻り下げ気味となっています。
スパーを翼全体形状としてサブアッシーしてからEPP上皮に接着したので、そのもの、または接着の際のねじれの影響なのか。
操縦系統の剛性は計画よりも弱い感じで、飛ばして問題があれば改善することに。
※内部構造の写真は「新しい翼」の記事内を参照

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そんな心配の多い初めてのトーションウイング機は、数回、重心の調整を済ませただけで、見事、初飛行を成功させました。
凄技で~す!!



飛んでいる姿、操舵による姿勢変化は動翼機よりも鳥の滑空に近く、理想的です。
膜翼に使用した45倍の3ミリEPPは空気を掴む効果があるようで、デプロンにはない可能性を感じました。
トーションウイングの1.3m機を見てみたくなりますね。


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